レトロなトロッコ列車は
風や緑のにおいが感じられる造りです。

車窓には のどかな里山の風景が広がります。
列車の旅に誘ってくれた友人が
自動車で並走して 手を振ってくれました。
国道314号線が 右手に左手にと、
楽しくも ちょっと不思議な感覚です。

絶景ポイントは おろちループ です。
自動車では あっという間に駆け抜けるところ、
観光列車はゆっくりと進んで
その全貌を味わわせてくれました。

三段式のスイッチバックが
この路線の興味深いところです。
駅を下方に見ながら 通り過ぎたところで、
今度は進行方向を逆にして 下っていきます。
運転士さんが停車車両の通路を歩いてゆかれます。

備後落合駅から出雲坂根駅までは50分ほど、
つかの間の非日常ながら、
とても ゆったりさせていただきました。
ここで 普通電車に乗り換えて 出発駅まで折り返すことも可能です。

車掌さん、ガイドさんが楽しい旅を演出してくださいました。
トロッコ列車は 今年20周年、
これからも よろしくお願いいたします。